はじめに

BESSなどで住宅契約をしたあと、「具体的にどんな流れで家づくりが進むのか?」と気になる方は多いと思います。この記事では、私が実際に体験した 契約後〜土地決済までのステップ をまとめます。これから家づくりを進める方にとって参考になれば幸いです。
契約後に最初にやること:オプション決め
契約が終わると、まずは家の中の細かい仕様やオプションを決めていきます。標準仕様でも十分住めますが、実際には以下のような部分で迷いました。
- 床材や壁材の種類:耐久性とコストのバランスをどう取るか。
- 外壁や窓のオプション:断熱性やデザインを重視するかどうか。
- 照明・コンセント位置:暮らしやすさに直結するので慎重に検討。
我が家で選んだオプション
- 玄関とおくの間をモクドマに仕様変更:93,100円
- 洗面所にニッチを追加:16,000円
- 乾太くん追加:330,000円
- キッチン嵩上げ+80mm、エンドパネル変更:41,000円
- 食器洗い乾燥機(浅型):144,400円
- 2階開戸追加:87,100円
大きな金額ではないですが、毎日の使い勝手やデザインに関わる部分なので満足度は高いです。特に「乾太くん」や「食器洗い乾燥機」は導入費用はかかりますが、家事効率の向上を考えると投資価値ありと判断しました。
ポイント
- こだわりたい部分とコストを抑えたい部分を事前に整理しておく。
- 後から変えるのが難しい部分(窓・断熱・配線系)は優先度高めに。
住宅ローン本審査の流れ
オプションを決め、建物の総額が確定すると住宅ローンの「本審査」に進みます。事前審査を通っていても、本審査はさらに詳細な確認があります。
必要だった書類
- 課税証明書
- 住民票
- 印鑑証明書
審査期間
私の場合は 1〜2週間ほど で結果が出ました。承認通知が届いたときは大きな安心感がありました。
注意点
- 審査中に新しいローンやクレジットカードを作らない。
- 残高不足や延滞がないように口座管理を徹底する。
信用情報を事前に確認
住宅ローン本審査の前に、念のため CIC(株式会社シー・アイ・シー) と JICC(日本信用情報機構) にて自分の信用情報を確認しました。これにより、過去のクレジットやローンの利用状況に問題がないかを事前にチェックできます。
CICとJICCの概要
- CIC(株式会社シー・アイ・シー):主にクレジットカードやローンなどの利用履歴を扱う信用情報機関。延滞履歴や残高などが登録され、金融機関は審査時に必ず確認します。
- JICC(日本信用情報機構):消費者金融や携帯端末の分割払いなど幅広い情報を扱う信用情報機関。特に短期的な借入れや返済状況の情報が多いのが特徴です。
調査方法
- CIC:現在はインターネット開示が一時的に停止されている可能性があります。私が調べた時点では、郵送申込または窓口での手続きが確実でした(手数料は1,000円程度)。
- JICC:スマホアプリ「スマート開示」から申請(こちらも1,000円程度)。
- 郵送や窓口でも可能ですが、ネット申込が一番スムーズでした。
確認したこと
- クレジットカードの利用残高や返済状況
- 過去の延滞履歴の有無
- 携帯端末分割払いの状況
結果として問題はなく、本審査に安心して進むことができました。自分の信用情報を事前に把握しておくと、不安が減り対策も打てるのでおすすめです。また、夫婦で住宅ローンを検討する場合には、配偶者側も信用情報を事前に確認しておくことを強くおすすめします。万一どちらかの情報に問題がありローンが通らないとなると、計画全体に大きな影響が出てしまうためです。
住宅ローン期間の選択について
当初は40年ローンを希望していましたが、銀行の指示により最終的に 48年ローン を組むことになりました。48年にすることで金利を下げられるという条件があり、渋々ながら受け入れた形です。ただし、48年後には私自身が85歳になっている計算となり、老後まで返済が続く点については正直不安も残ります。
メリット
- 返済期間を延ばすことで月々の返済額が軽くなる
- 金利優遇が受けられる
デメリット
- 支払総額が増える
- 老後資金との両立に不安が残る
実際にどの期間で組むかは家庭のライフプランに直結するため、よく検討する必要があると感じました。
土地決済とは?
本審査に通過すると、いよいよ土地の決済を行います。これは 土地代金を支払い、所有権を自分に移す手続き のことです。
必要な費用
- 登記費用(司法書士への報酬)
- 仲介手数料の残額
- 税金や諸経費
当日の流れ
土地決済までには以下の流れがありました。
- つなぎ融資承認:建物着工前に必要な資金をつなぐための融資が承認される。
- 土地つなぎ金消契約:銀行での契約手続きを完了。
- 土地決済(9月30日):銀行にてローン実行、売主へ土地代金支払い、司法書士による登記申請。
これで正式に「自分の土地」となります。
土地決済後にできること
- 草刈りや整地:着工前に環境を整える。
- 近隣への挨拶:工事前にトラブルを防ぐために大切。
(我が家では地鎮祭は行わない予定ですが、一般的には工事前に準備するご家庭もあります)
いよいよここから家づくりが本格的に進んでいきます。
家づくりを検討中の方へ
BESSは対象外ですが、「他のメーカーの家も見比べてみたい」という方には ハウスメーカー展示場見学予約サービス『ホムホム』 が便利です。事前に展示場見学を予約できるので、効率よく比較検討ができ、家づくりのヒントが得られます。
私自身も家づくりを考え始めたときは複数メーカーを見学し、その経験が最終的な判断材料になりました。これから動き出す方は、まずは気軽に展示場見学から始めてみると良いと思います。
まとめ
BESS契約後〜土地決済までの大きな流れは以下の通りです。
- 契約後にオプション決め(内装・外装・設備)
- 建物総額が確定し住宅ローン本審査へ
- 本審査承認前にCIC・JICCで信用情報を自主チェック
- 本審査承認後に土地決済(正式に自分の土地に)
このステップを経て、ようやく着工準備に入ることができます。次は地鎮祭や基礎工事に進む予定なので、その様子も記事にしていきます。



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